PFOS及びPFOAの水道水質検査結果について

 南部水道企業団では、給水区域を三つの配水系統に分けて水運用を行っており、当該配水系統は、沖縄県企業局から受水のみの浄水で給水する新川分岐系統と津嘉山調整池系統、そして、摩文仁浄水場の浄水と沖縄県企業局の浄水をブレンドして給水している八重瀬配水池系統があります。

 厚生労働省では、令和2年4月1日より有機フッ素化合物であるPFOS及びPFOAについて、水道事業者が水質管理上留意すべき項目である水質管理目標設定項目とし、暫定目標値を50ng/L(PFOS及びPFOAの合計値)以下と設定しました。これらのことを踏まえ、南部水道企業団では、令和6年度水質検査計画に基づいて、摩文仁浄水場の浄水及び各配水池系統を年2回(4月と10月)に分けてPFOS及びPFOAの水質検査を実施しております。

 摩文仁浄水場の浄水は、八重瀬配水池で県企業局の浄水をブレンドし、安全でおいしい水を給水しており、各需要者の給水栓(蛇口)では、1ng/L~2ng/Lの値となっており、国が定める暫定値50ng/Lを大幅に下回っています。

※一部、新聞報道のあった、7ng/Lの値は、八重瀬配水池で摩文仁浄水場の浄水がブレンドされる前の値になっています。

水質検査結果 令和6年度

採水月 系統名 PFOSとPFOAの合計値
令和6年4月 新川分岐系統(給水栓) 1ng/L未満
津嘉山調整池系統(給水栓) 1ng/L未満
八重瀬配水池系統(給水栓) 2ng/L
国の暫定目標値 50ng/L以下
採水月 系統名 PFOSとPFOAの合計値
令和6年10月 新川分岐系統(給水栓) 1ng/L未満
津嘉山調整池系統(給水栓) 1ng/L未満
八重瀬配水池系統(給水栓) 1ng/L
国の暫定目標値 50ng/L以下